好き嫌いを手放す

 

 人は一人だけでいると、自分を知ることはできないです。
自分を知る為に他者が存在しているのだけど、誰にでも好き嫌いはあります。

 この好き嫌いというのがくせもので、自分の固定観念の偏りがかなり影響しています。
特に自分と対極のもの、異なるものを人は認めたがらないです。
  
   例えば、アーユルヴェーダのヴァータ、ピッタ、カパ


という3つの体質から見ても、ヴァータは速く、軽く、ピッタは激しく、熱く、カパはゆっくり、慎重、と、違いがあります。
 男性と女性でも、男性は論理的で、空間情報を重視し、女性は感情的で、人物情報を重視するというように、必然的な違いというものがあるわけで、さらに育った環境、教育、仕事などで様々なバリエーションが出来てきます。

  相手の事をよく知らず、外側だけ見ていると、嫌なやつというのが沢山いるけど、相手をよく理解していくと、あっ、この人そんなに悪い人じゃないんだ、大変な経験をしてきて今こうなっているんだと解って、自然に受け入れられるようになることも多いです。
実際、相手の嫌だと思う点は自分の中の受け入れられない点と重なっている事も多いです。

  自分が好きになれないもの対極に在るものを受容して理解する、愛するということを、人がもっと学べば、世の中もっと平和でハッピーになるのにと思います。
              
              Akiko